気が向いたので裁判の傍聴に行ったお話

前書き

先日、ふと「そうだ、裁判の傍聴に行こう。」と思い立った。
何かしらのきっかけがあるというわけではなく、「そういえば見たことないし行ってみるか。」という軽いノリである。
裁判といえば、高校生の時に観た映画「十二人の怒れる男」やテレビドラマ「リーガルハイ」やアニメ「名探偵コナン」そしてゲームの「逆転裁判」ぐらいしか知識がない。
十二人の怒れる男 - Wikipedia
特に「逆転裁判」の印象が強く、「異議あり!!」と声高に叫ぶ検事と弁護士が争う姿を想像していたのだが、実際は大きく異なっていた。

事前準備

アクセス方法

近所にあるのが、大阪地方裁判所なのでサイトにアクセスをし、アクセスの仕方を調べておいた。
裁判所|大阪地方裁判所・大阪家庭裁判所

当日の裁判について

裁判員裁判については上記URLから開廷表が手に入るが、当日の民事・刑事については裁判所内に入ったところにある開廷表をチェックする必要がある。
なので、当日裁判所についてから「何やってんのかなぁ。お、これ面白そう。」という感じで傍聴することになる。
傍聴人室は、途中入退室は構わないし、傍聴人室に入るドアには中を見ることができる小窓がついているため、中を見て人が多いところを選ぶということも可能である。

当日

裁判所は10:00~17:00まで空いている。
一本電車に乗り遅れたため、10時過ぎに到着することになった。
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ポケストップになってる(^ω^)

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こんな感じ

中は写真NGらしいので、写真はこれだけ
裁判所の入り口は、関係者用と傍聴人用に分けられており、傍聴人用の入り口を入るとまずは、手荷物検査+金属探知機をくぐることとなる。
大阪地方裁判所については、入り口入ってすぐ右に開廷表があるため、チェックをしお目当ての裁判に向かえばいい。
ちなみに開廷表は写真撮影NGなので、複数傍聴したい人はメモるか都度見に来るかどちらかになる。

一つ目 控訴審

たまたまいい時間の裁判があったためそちらを見に行くことに。
ちなみに大阪地方裁判所の上(何階以上かは忘れた)に大阪高等裁判所がある。
法廷に入ると傍聴人は自分一人だけ。
入ってみての感想は、「ドラマのまんまや。」
いや、実際はドラマが忠実に再現をしているのだが、あまりにも見覚えがある光景だったので驚きはさほどなかった。※ちなみに逆転裁判の法廷を想像していると全然違うので面白い。
広さは学校の教室ぐらい。天井までは5mほどと高さがあり、圧迫感はない。入ってすぐ傍聴人席、80cm程の小さな柵があり向こう側が裁判を行う法廷だなという印象。
事前に調べた中で「裁判長が入ってきた際には、立ち上がり礼をすること。」というのがあったが、どのタイミングでやるのか分からないし初めての裁判を一人で見ると思うとドキドキが止まらなかった。
5分ほど前に被告人が入廷。手錠をしたままとはいえ、わずか3mほどの距離。わずかだが体がこわばっていくのを感じる。
そして時間丁度に裁判長と裁判官が入廷。
みんなに合わせて立ち上がり礼をする。

開廷し、裁判長が地裁での判決を受けてどうだったかを被告人に確認していく。
弁護士・検事とも特に異議なく、最後に次回の日程(判決)を決めそのまま終了。わずか15分ほどである。めちゃくちゃ早く終わってビビる。

二つ目 判決

こちらは先ほどと打って変わって10名ほどの傍聴人がいた。
約10分で終了。裁判って短いんやな・・・。

三つ目 裁判員裁判

開廷表を見ると一日かけてやる裁判だった。しかも7日間程するみたい。陪審員って大変だな・・・。
中に入ってみると傍聴人が20名ほど。先ほどまでいた法廷と違い、ディスプレイやPCやカメラが置いてあったりと近代的だった。
向かって目の前に陪審員6名と裁判官。
陪審員はカジュアルな服装だったので裁判官の黒服とのギャップがシュールだった。
こちらは非常に長くなりそうだったので途中で退出。


と、一日で三つの裁判を傍聴できた。
本当は裁判内容も書こうかなと思ったのだが、内容公開はよろしくないみたいなので伏せておく。
印象深かったのが非常に淡々と物事が進んでいくことだ。(裁判によるとは思うが。)
異議あり!」なんて言葉はゲームやドラマだけなのかもしれないですね。